中古マンションのリノベーションとは?
費用相場・メリット・注意点を解説

「新築は高いけれど、好きな立地で理想の住まいを持ちたい」。そう考える方に、いま選ばれているのが中古マンションのリノベーションです。物件を購入し、間取りや内装を一新して暮らす。新築を買うよりも費用を抑えながら、自分たちの暮らしに合った住まいをつくれます。この記事では、中古マンションのリノベーションの費用相場・メリット・注意点を、いまある住まいを次の世代へ住み継ぐという視点でお伝えします。
中古マンションのリノベーションとは
中古マンションのリノベーションとは、既存のマンションを購入し、間取り・内装・設備を大きくつくり変えて、新たな価値を加える工事のことです。古くなった部分を元どおりに直す「リフォーム」に対し、リノベーションは住まいの性能やデザインを高め、暮らしに合わせて空間そのものを編み直します。
近年、新築マンションの価格が高騰するなかで、中古マンションを購入してリノベーションする選択が、若い世代からファミリー層まで広く定着してきました。好きなエリアの物件を選び、自分たちの暮らしに合わせてつくり変える。それは、いまある建物の価値を活かし、次の世代まで住み継いでいく住まいづくりでもあります。

費用相場と、その内訳
中古マンションのリノベーション費用は、工事の範囲やグレードによって幅がありますが、内装をすべて解体してつくり変える「スケルトンリノベーション」の場合、首都圏ではおおよそ1平米あたり20万〜30万円が目安です。たとえば60平米なら1,200万〜1,800万円、70平米なら1,400万〜2,100万円ほどが一つの目安になります。
費用が変わる、主な要因
同じ広さでも、費用は次のような条件で変わります。
- 専有面積の広さ ― 広いほど工事費は上がります
- 工事の範囲 ― 表層のみか、間取りまで変えるか
- 設備や素材のグレード ― 水まわり設備や仕上げ材の選択
- 築年数 ― 古い物件ほど配管や下地の補修が増えやすい
特に築年数の経った物件では、解体して初めて分かる「見えない部分」の傷みが見つかることがあります。配管や下地の補修費を、あらかじめ予算に見込んでおくと安心です。物件購入とリノベーションを合わせて検討する際は、総額で資金計画を立てることが大切です。
中古マンションを選ぶ、四つのメリット
新築ではなく中古マンションをリノベーションする選択には、価格以外にも多くの利点があります。
好きな立地を選びやすい
新築は供給が限られますが、中古マンションは流通量が多く、人気エリアや駅近の物件も見つけやすくなります。住みたい場所から住まいを選べるのは、大きな魅力です。
総費用を抑えられる
中古物件は新築より購入価格が抑えられるため、リノベーション費用を含めても総額を低くできることが多くあります。浮いた予算を、内装や設備のグレードに回すこともできます。
暮らしに合わせて間取りを変えられる
既存の間取りにとらわれず、家族の暮らしに合わせて空間を設計できます。壁を取り払って広いリビングにする、収納を造作するなど、新築では難しい自由度の高い住まいづくりが叶います。
管理状況を確かめてから買える
すでに建っているマンションは、管理状況や修繕積立金の状態、住民の雰囲気を確認してから購入できます。長く住み継ぐうえで、建物が適切に管理されているかは重要な判断材料です。
後悔しないための、注意点
自由度の高い中古マンションのリノベーションですが、マンションならではの制約もあります。事前に知っておきたい点を整理します。
管理規約による制限を確認する
マンションには管理規約があり、工事できる範囲が定められています。床材の遮音等級が指定されていたり、水まわりの移動に制約があったりすることもあります。購入前に管理規約を確認し、希望のリノベーションが可能かを見きわめることが欠かせません。
変えられない「共用部分」がある
窓サッシや玄関ドアの外側、バルコニーなどは共用部分にあたり、個人では手を入れられません。リノベーションできるのは、原則として住戸内の専有部分のみです。
マンション工事に詳しい会社を選ぶ
管理規約に沿った計画を立て、近隣への配慮まで行うには、マンションの施工経験が豊富な会社を選ぶことが大切です。設計・構造・施工を一貫して担える会社であれば、相談から引き渡しまで安心して任せられます。
よくあるご質問
築何年までの物件ならリノベーションできますか?
築年数に明確な上限はありません。築40年以上の物件でも、構造や配管の状態を確認したうえで、スケルトンリノベーションによって快適な住まいに生まれ変わらせることができます。むしろ築20年以上の物件は価格が安定しており、住み継ぐ住まいとして相性が良いといえます。
工事期間はどのくらいかかりますか?
工事の範囲によりますが、住戸全体のスケルトンリノベーションでおおむね2〜3か月が目安です。あわせて、工事中の仮住まいの準備も計画に入れておくとよいでしょう。
住宅ローンや補助金は使えますか?
物件購入費とリノベーション費を一本化できるローンや、省エネ改修などを対象とした補助金・減税制度を活用できる場合があります。条件は年度や物件により変わるため、早めに専門家へご相談ください。
まとめ ― 住み継ぐ、という選択
中古マンションのリノベーションは、好きな立地で、費用を抑えながら、自分たちの暮らしに合った住まいをつくれる選択です。大切なのは、費用相場を把握し、管理規約などの注意点を理解したうえで、信頼できる会社と進めること。新しく建てるのではなく、いまある住まいを活かして次の世代へ継いでいく。わたしたちは、その住まいづくりをお手伝いしています。
リノベーション・リフォームをお考えの方は、
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